MJさむらいの実験室

線虫のスプライシングリーダー配列にはＳＬ１とＳＬ２がある。

ＳＬ２はpolycistronic transcriptsのスプライシングに使われる。
つまりオペロンに使われるスプライシングリーダー配列。

ＳＬ１はそれ以外のトランススプライシングに使われているようだ。

ｍＲＮＡの５'端は7'-methylguanylate（m7G)でキャップされている。
しかし、ＳＬスプライシングリーダー配列は５’端にＴＭＧ(trimethylguanosine ） (m2,2,7GpppN)キャップされている。なので、ＳＬトランススプライシングされたｍＲＮＡの５’端はＴＭＧキャップされる。

ホヤってなんやろう。と思う人も多いかもしれない。
ホヤとは日本の北の地方では有名で養殖もされており、食べられるホヤもある。
ホヤ貝と言われて、貝の一種と勘違いされる事も多い。
しかし、ホヤは、脊索動物である。脊索動物というのは、脊索のある動物のことで、脊椎動物と同じ仲間だ。日本、アメリカ、フランスを中心に基礎生物学の研究に使用されている

ここではホヤをぐるぐる回して観察できるホームページを勝手に紹介する。
ＦＡＢＡ(four-dimensional Ascidian Body Atlas)である。
これは慶応大学のＨさんが作ったホームページで非常に良くできている。ホヤの胚発生を見るのにとても便利だ。写真もきれいで細胞の形が良くわかる。ぜひ、３Ｄのところでホヤの胚を立体的にぐるぐる回して観察してみてください。